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タイトル 院名 氏名
古都騒然ー忸怩たる思い 新生会 第一病院 小川 洋史 13

                   古都騒然ー忸怩たる思い

                                    新生会 第一病院   小川 洋史

先日、京都で降り、駅を散策した。昔の駅と随分変わってしまった。大きくなり豪華になった。
また機能的にもなったのだろう。多くの乗客、観光客をさばくのに好都合にできているのであろう。
しかし、ホッとする安堵感はない。建築物は、その国なり、地方の文化を表現するものであると
思うと、全く、文化の香りはしない。京都という文化には全く相容れない代物だと思う。まだ、
東京駅のほうが、何か落ち着いて安堵感がある。戦災で焼け、上層部が建築当時と変わって
いるが、建築された当初のオリジナルのほうがさらによい。エッフェル塔も建った当時は、物議を
かもしたというが、この京都駅のほうは、100年経っても相容れないと思う。既に以前より存在する
京都タワーも、いくらロウソクに似たデザインとはいえ、これもミス・マッチと、私は思う。

人は、常に、ホッとする場を求めるものだと思う。テレビで「そうだ、京都へ行こう。JR東海」という
CMがあるが、そこには京都駅は出てこない。大覚寺、曼殊院など、私にとって行ってみたいと思う
所の風景がテレビ画面に出てくる。JR東海もこの辺のことをよく理解している。しかし、あのような
京都駅を作った。堂々と一度、京都駅をあのCMに使ってみてはどうだろう。果たして人はCMを見て
京都に魅了されるであろうか。 

イタリアのフィレンツェは、古い歴史のある街だが、地上からでもジォットゥの鐘桜に登ってみても、
屋根も壁も、全体として調和していて、見ていても飽きない。そして異文化ながら共鳴もし、一種の
安堵感を覚える。もっとも、フィレンツェのバイクや車の騒音と排気ガスには閉口したが…

ここでは、建物と文化について考えてみたが、人の感性に訴え、共鳴できるものは、異文化の
所産でも共鳴できる。この辺で、日本の文化とは何かと、もっと自由な眼で、他と比較しながら、
日本人全体が考えてみてはどうだろうか。環境についても…

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