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 20周年記念誌
タイトル 院名 氏名
愛知県透析医会を振り返ってみて 医療法人 研信会
知立クリニック 院長
鈴木 信夫 4

歴代会長

              愛知県透析医会を振り返ってみて

                                  医療法人 研信会 知立クリニック 院長
                                                     鈴木 信夫

私が愛知県透析医会と本格的に拘るようになったのは、長谷川辰寿先生が日本透析医会の
広報担当理事になられて、その後任として事務局を引き受けてからです。当時は成田眞康先生が
会長をされていました。その頃、太田裕祥先生の御指導のもとに、全国の4県で更生医療の
チェックが始められ、特に愛知県は透析導入時チェックも併せて行うようになりました。
また、日本透析医会の法人化への動きの支援が最大の目標でもありました。

一方、保険審査の面でも、太田先生、成田先生、前田先生が関与されて円滑に行われて
いました。中でも太田先生の指導力が際立っておられました。その後、成田先生が県医師会の
副会長の重責を果たすために、愛知県透析医会長を辞任されました。太田先生の推薦で、
成田先生の後任として、私が平成2年に会長職に就かせていただきました。

しかし、透析医療は保険点数の引き下げが続き、透析が手術から処置の項目に変更され、以後の
手術料の引上げの風潮に取り残されて据え置きにされてしまいました。その様な中、諸先輩の
努力で、夜間加算が認められたことは画期的なことでした。

私が会長の時で思い出に残るのは、フラグミンの使用の自主規制と透析液の問題でした。
フラグミンは発売当初より問題がみられましたが、施設によっては利益追及のためと思われる
一斉使用がみられました。これに対して愛知県透析医会は率先して自主規制をおこない、
これが全国に普及するようになりました。この薬品ほど保険改定により使用量の変動した薬剤も
めずらしく、医者の利益追及の現状を象徴したものとして残念なことでありました。
また透析液の請求量は、従来透析医会でアンケート調査に基づいて算定し、量で請求して
いましたが、ベッドサイドモニターの改良や各施設での合理化により使用量が減少していました。
当時の保険指導官の松永先生にも相談しておりましたが、決断が遅れて、会計監査の結果、
実際の透析液使用量との差について返還命令が下がり、10施設の皆様には大変ご迷惑を
おかけしました 。
私はその責任をとって、2期で中途半端のまま会長を辞任させていただきました。
透析医療は新しい技術なので、保険適応の点でいろいろと不備があり、一部ドンブリ勘定の面が
含まれていました。

現在では大部分定額払いになってきています。今後、ダイアライザーや薬品を含めての定額払いに
進むと思われますが、日本福祉大の二木教授も指摘されているように、定額払いには人件費の
スライド制の考慮が必要です。こういった点について、現在の日本透析医会の執行部の先生方の
活動に、大きな期待を寄せています。

今後は、介護保険の導入や医療法の改正により、病床の急性期と慢性期への2分化が
進むようです。有床診療所の療養型病床への転換がおこなわれるなど、医療制度の変化に伴い、
要介護の透析患者への対応も変化していくことでしょう。
私は要介護者のケアについては地域分散型で行っていくことが望ましいと思いますが、
そのためにはサテライトの機能として、社会復帰の援助のみでなく要介護患者の地域ケアという
役割分担も含めて、再検討し、センター病院とサテライトの機能を分担していく必要が
でてきていると思われます。

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