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 会長挨拶
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『想定外の2020年』

 会員の皆様、平素は愛知県透析医会の活動にご理解ならびにご協力いただき、誠にありがとうございます。
 普段この医会ニュースの原稿を書くときには、今年も昨年に引き続きという感じで筆を進めたように思いますが、今年に関しては全く状況が変わっています。今日は5月28日ですが、一昨日政府から新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が解除されました。現在もその流れは続いておりますが、ここ2〜3か月は、日本中でこれまでにない状況に追い込まれていました。まだこれからも、この医会ニュースがアップされる近未来を含めて予測がつかない不安が常に頭から離れません。まさに人生観を変える未曾有の出来事です。
 透析医療においても大きな影響があり、愛知県下でも現時点で6名の新型コロナウイルス感染透析患者さんが発生しています。一部の患者さんでは重症化しましたが、幸い全員が回復しているようです。しかしながら、これまで伊藤功先生を中心とした災害事故対策委員会で災害への対策を考えてきましたが、パンデミックについては想定していませんでした。透析医療は、特に血液透析は頻回の来院、医療スタッフとの接触、一定の在院時間、送迎などの"三密"状態であり、クラスター発生についてはハイリスクな環境にあります。愛知県でも急速に感染者が確認された時期には、この先透析患者に感染者が爆発的に発生するのではという心配をしたのは、会員の先生方も同じだったと推察いたします。例外的な地域はあるものの全国的にみて、感染者の0.5〜1.0%が透析患者さんであり、確かに割合としては高めではありますが、目立つほどではありません。少々楽観的な見方をすれば、透析医療界はこれまで、肝炎ウイルス、インフルエンザウイルス、MRSAなどとの戦いを通じ、手指消毒、飛沫感染対策などを通常の業務の中で身につけていたことが奏功したのではないかと考えます。もちろん、油断大敵でこれからさらに気を引き締めて、透析治療を継続しなければなりませんが。ただそれは、たまたまであって、パンデミックに対しての弱点をさらけ出したのも明白であり、これを機にしっかりと対策を練り、第2波、第3波または異なる病原体によるパンデミックに備えなければなりません。またこれからも想定外の問題が起こるかもしれません。愛知県透析医会として、会員全員の知恵と団結力によって乗り越えていきたいと思っています。そのためには、災害対策の際の地域隣組を中心とした連携であり相互間の情報共有のうえに各施設の役割を考えることにあり、愛知県透析医会としては、そのような活動をしっかりと支援し、また一部行政とのつながりを保ちながら会員施設を牽引する所存です。
 今年の初めに愛知県下の透析施設約200施設に対し、透析患者の実態調査を行いました。現時点で約90%のご施設から約1万7千人の患者データをいただいております。居住環境に対する回答では、15.4%が独居、6.7%が入院、4.6%が施設入居となっています。通院手段に関しては、全体の40.7%が施設送迎という結果でした。また介護1〜5の認定を受けている方が16.1%でした。この結果をどのように考え、分析をするかを検討しますが、地域差も大きく関与しているでしょう。最終的な結果報告は集計終了次第いたしますが、今後も毎年継続調査を行います。本サーベイランス結果は透析医療の実態を反映する基礎となる貴重なデータなので、引き続きご協力お願い申し上げます。
 最後になりますが、会員全員が気軽に参加し意見を交換できる医会を目指しますので、 新たな日常のなかでの総会はもちろん研究会、セミナー、ゴルフコンペや忘年会などにも多くの会員に来ていただき、盛り上げていきたいと心から願っております。
(令和2年5月28日記)

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