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20周年記念誌 |
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施設紹介 |
愛北病院 |
平松 武幸 |
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施設紹介
愛北病院 平松 武幸
愛北病院の平松と申します。昭和56年に名古屋大学を卒業し聖霊病院・名大医学部付属病院勤務を経て昭和62年に愛北病院に赴任しはや11年が過ぎてしまいました。名大病院・増子記念病院で腎臓病・血液透析に付いての研修を致しました。愛北病院に赴任しました当時ほぼ一人で、また腎臓病を十分に熟知していない状態で血液透析患者の管理を任され苦渋致しました。愛北病院は昭和61年に血液透析室を開設し、昭和62年私が赴任致しました時には約10名が血液透析を受けておりましたが、その後徐々に増加し現在約100名弱の患者数になっております。CAPDも平成2年より見よう見真似で開始し現在約25名の患者が治療を受けておられます。当院では糖尿病の外来患者が多く、腎不全患者の原疾患をみると糖尿病が常に50%を越えていることは特徴と考えております。最近では高齢者の導入も増えてきております。糖尿病・高齢者の導入患者が多いため、シャント手術についてもかなり苦渋致しました。内科医である私にとってシャント手術はもともと慣れたものではなく、一人で何時間も苦労して手術を行ったこともありました。その甲斐もあってか最近では少しずつ満足できる手術もできるようになってきました。血液透析患者・CAPD患者とも管理を十分に行うのはかなり困難であると考えておりましたが、ここ数年応援してくれる若手医師もあり、透析室・病棟のスタッフの協力もえて10年前と比べ少しずつよい医療環境になりつつあるものと思われます。腎不全患者は多くの合併症をもっていることがあります。もともと私は欲ばりで、いろんな患者を診、検査などをしたいと考えております。当院ではこの点についてかなり自由に対処することができ満足しております。しかし現在は肉体労働が主体であり、少しずつ体力の限界と時間的制限のため患者・検査などを制限する必要もでてきております。この際少し肉体的・精神的余裕を持ち、可能な限り頭で考える医療を行っていきたいと思っております。また余暇を利用して旅行もしてみたいと思います。これらの精神的余裕が患者に対する態度として現れればよいものと思います。皆様の応援をよろしくお願い致します。 |
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