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20周年記念誌 |
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院名 |
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豊橋市民病院人工腎臓センター紹介 |
豊橋市民病院 泌尿器科 部長 兼 人工腎臓センター部長 |
東野 一郎 |
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豊橋市民病院 人工腎臓センター紹介
豊橋市民病院泌尿器科部長 兼人工腎臓センター部長 東野 一郎 当施設はこれまではずーと、当院の泌尿器科医師4名により診療されてきました。泌尿器科医師は全員、弘前大学の出身であり、内シャントの手術も自分たちで施行していました。平成9年4月より大塚先生が当院での腎移植の推進等の使命の下、名古屋第二赤十字病院移植外科から当センターに副部長として着任され、平成10年1月に生体腎移植でしたが当院第1号の腎移植手術を行い良好な成績をおさめていますが、日常は当センターで透析診療に励んでおられます。また平成9年9月腎臓内科医師が三輪先生に変わられ、先生は積極的に当センターでの治療にも参画され、これで6名の医師が合同で診療するようになり能率がアップされています。両先生とも内シャントの手術もされ、大塚先生は人工血管を使用した手術も施行されています。我ら泌尿器科医師にとっては泌尿器科診療も結構忙しい中、大いに助かっています。 豊橋市民病院は平成8年5月に新築移転しましたが、透析ベッド数は9床増えて22床となりましたが、現在は昼間透析のみ実施しています。新規の透析導入患者数もかなり多く、年間50数名の数となっています。また全身状態不良、合併症、高齢などのため動けない患者も多くスタッフの労力もかなりのものです。患者の増加が多いので血液透析治療が安定した時点で他の透析施設へ転医してもらっています。近辺に心よくひきうけてくれる施設が多いので助かっています。また他の透析施設で透析をうけている患者で、他科的治療のために他科に入院しその間の透析を当センターで行った患者も結構います。透析導入患者数が多いので内シャント造設術件数も相当数となっています。必要とあらば時間外や日曜日の緊急臨時の透析も勿論行っており、ICUでの透析も実施しています。他方、看護婦がやや少ないという問題や、安定した維持透析患者があまりいないことで、腎移植のレシピエントが少ないなどの問題もありますが、スタッフ一同少しでもより良い透析医療を目指して頑張っていこうと思っていますので宜しくお願いしたいと存じます。 |
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